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「Fulfillment by Amazon」、略して「FBA」は、インターネット上での商品注文が当たり前となった現代で人気のあるビジネスです。世界的に勢いのあるAmazonに、販売から配送、カスタマー対応までのすべての業務を委託するという便利な仕組みであり、参入を検討している人も多いのではないでしょうか。
しかし、FBA納品用のダンボールにはいくつかの決まりがあるため、あらかじめ把握しておくことが重要です。今回は、FBA納品用におすすめのダンボールの選び方・入手方法・おすすめ商品を詳しく紹介します。
1.FBA納品用におすすめのダンボールの選び方
FBAは、多くの商品を販売する通信販売事業者にとって非常に便利なサービスです。しかし、利用するにはあらゆるルールを守らなければなりません。中でも、FBA納品用のダンボール箱にはいくつかの決まりがあり、決まりを守らなかった場合は受領拒否されてしまう可能性があります。
FBA納品用のダンボールが受領拒否されてしまうと、下記のようなデメリットが生じます。
FBA納品用ダンボールが受領拒否されるデメリット |
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受領拒否されたダンボールは、ダンボールごと着払いで返送されてしまいます。これにより、「最初に納品した際の送料」「返送された際の着払い料金」「再納品時の送料」が発生します。送料の負担は決して小さいものではありません。通常であれば最初に納品した際の送料だけで十分なはずが、受領拒否されることで倍以上の無駄な送料が発生することを覚えておきましょう。
また、受領拒否から再納品までの時間はいわゆるタイムラグです。購入者のもとに商品が届くまでの時間も増加するため、販売の機会損失となる可能性もあります。さらに納品ミスが続いた場合はFBAの利用不可処置が下される可能性もあるため、納品ルールをきちんと守ることを念頭に置いておきましょう。
ここからは、FBA納品のルールに基づくダンボールの選び方を紹介します。
1-1.サイズ・重量のルール範囲内のダンボールを選ぶ
FBA納品を行う際は、サイズや重量に関するルールの範囲内となっているダンボールを使う必要があります。Amazonの出品者用公式ホームページでは、ダンボールの規格サイズ・重量について記載されています。
商品サイズ区分 ダンボールのサイズ ダンボールの重量 小型/標準サイズ 長さ50cm×幅60cm×高さ50cm未満 30kg以下 大型サイズ 三辺の合計寸法が216cm以内 40kg未満 特大サイズ 三辺の合計寸法が400cm以内
※最長辺が250cm未満80kg未満
出典:Amazonセラーセントラル「Amazonへの個口配送」
ダンボールのサイズによって商品サイズ区分が異なるため、送りたい商品サイズ区分に適したダンボールを選ぶこと・各商品サイズ区分のダンボールサイズを間違わないことに注意してください。
またFBAでは、小型かつ軽量商品をお得な配送代行手数料で発送できる「FBA小型軽量商品プログラム」もあります。FBA小型軽量商品プログラムの場合は上記のルールとまた異なるため、事前にチェックしておきましょう。
ダンボールのサイズ ダンボールの重量 長さ25cm×幅18cm×高さ2cm未満 250g以下 長さ35cm×幅30cm×高さ3.3cm未満 1kg以下
1-2.受領拒否されないダンボールを選ぶ
FBA納品用ダンボールのルールは、サイズや重量についてだけではありません。その他にも、細かな決まりが定められています。受領拒否されるダンボールの特徴は、下記の通りです。
受領拒否されるダンボールの特徴
- ●汚れや破損箇所がある
- ●ダンボールに手書きで文字を記載している
- ●ガムテープを多重貼りしている
- ●複数のダンボールを袋や紐などで束ねている
- ●商品サイズに合わせてサイズ調整・加工している
- ●強度が不十分な素材を使用している
出典:Amazonセラーセントラル「Amazonへの個口配送」
上記のような特徴のダンボールは、ほぼ確実に受領拒否となり返送されるでしょう。受領拒否されないようにするためには、適切なサイズで強度もある、きれいなダンボールを使用することが大切です。
2.FBA納品用に使えるダンボールの入手方法
FBA納品用に使えるダンボールは、さまざまな方法で入手することが可能です。主な方法には、「無料でもらう」「ホームセンターで購入する」「ダンボール専門サイトで購入する」の3つが挙げられます。
ここからは、FBA納品用に使えるダンボールの3つの入手方法について詳しく紹介します。
2-1.無料でもらう方法
ダンボールは、近所にあるスーパーやドラッグストア、コンビニなどから無料でもらうことが可能です。特に、日々多くのお客様が来店するような大きい店舗の場合は、不要となったさまざまなサイズのダンボールが常にあるでしょう。
無料でダンボールを入手できる点は非常に魅力的ですが、スーパーやドラッグストアに置いてあるようなダンボールは確実に使用済みのものとなっています。そのため、品質に問題のあるダンボールが多いことも特徴です。
品質に問題があることに加えて、FBA納品用のダンボールは加工ができないため商品サイズにぴったり合ったきれいな発送用ダンボールを探す必要があることを考えると、時間の浪費といっても過言ではありません。FBA納品用のダンボールとしては、おすすめできない方法です。
2-2.ホームセンターで購入する方法
ホームセンターには、さまざまなサイズのダンボールが販売されています。スーパーやドラッグストアに置いてある無料ダンボールとは違い新品となっているため、品質が原因で受領拒否となることはありません。商品サイズに適したきれいなダンボールを1枚からすぐに入手することが可能です。
しかし、訪れた店舗に必ずしも適切なサイズ・十分な在庫があるとは限りません。必要枚数の在庫が不足していた場合は、ほかのホームセンターに足を運ぶ必要があります。また、ダンボールは意外とかさばるため、複数枚購入する場合は車が必須です。大量購入がしたい・車がないという人は、おすすめできない方法といえるでしょう。
2-3.ダンボール専門サイトで購入する方法
インターネットからダンボール専門サイトで購入するという方法は、最もおすすめの方法です。ダンボール専門となっているためサイズ・カラーのバリエーションは最も豊富で、購入ロット数が大きければ大きいほど1枚あたりの価格も割安となる点は、ほかの購入方法にはないメリットといえるでしょう。
また、通販サイトからの注文となることから、店舗に足を運ぶ必要がなくなります。パソコンやスマホ上から指先ひとつで注文が済み、配送業者が自宅や事務所に届けてくれるため、店舗での購入・運搬といった煩わしい手間を省ける点も魅力です。
3.FBA納品用におすすめのダンボール6選
ダンボール専門サイトでは、FBA納品用としても使用できるダンボールを豊富に販売しています。最後に、販売しているFBA納品用ダンボールを紹介します。
●Amazonフルフィルメント輸送箱(深さ調節可)
「Amazonフルフィルメント輸送箱(深さ調節可)」は、FBA納品サイズの規定いっぱいのダンボールです。厚さ5mmのA/Fを使用しているため、軽量~中量の大きい商品の発送に適しています。
●Amazonフルフィルメントセンター輸送箱MAX
「Amazonフルフィルメントセンター輸送箱MAX」は、FBA納品における最大規定サイズのダンボールです。厚さ8mmのW/Fを使用しているため、重量のある荷物の発送にも適しています。
●Amazon FBA規格箱(標準商品用)
「Amazon FBA規格箱(標準商品用)」は、FBA納品における標準規定サイズのダンボールです。通常の宅配サイズは100サイズとなっており、FBA納品用ダンボールとしてだけでなく一般的な商品・荷物の発送にも活用できます。
●宅配140まとめ買い
「宅配140まとめ買い」では、宅配140サイズのダンボールを25枚単位で入手することが可能です。厚さ4mmのC/Fを使用しており、省スペース・物理コストに優れています。もちろん強度は十分なため、FBA納品用ダンボールとしても活用できます。
●FBA小型軽量用レターA
「FBA小型軽量用レターA」は、FBAの小型軽量プログラムに対応するダンボールです。フタは差込式となっているため、開封がしやすくなっています。FBA納品用ダンボールとしてだけでなく、小さい商品の発送箱としても活用できます。
●FBA小型軽量用レターB
「FBA小型軽量用レターB」は、FBAの小型軽量プログラムに対応するダンボールです。「FBA小型軽量用レターA」と比較して箱の厚みがあり、より頑丈となっています。FBA納品用ダンボールとしてだけでなく、比較的小さな荷物の発送箱としても活用できます。
まとめ
FBAは販売事業者にとって非常に便利なサービスですが、利用するにはあらゆる禁止事項を守る必要があります。その中でも、特に注意しておかなければならないのが「FBA納品用ダンボールについて」です。
FBA納品用ダンボールは区分によってサイズ・重量が決められているだけでなく、汚れや破損、加工などダンボールの状態にも決まりがあり、その決まりをクリアできなかった場合は返送されてしまいます。そのため、適切なサイズで品質の高いダンボールを準備しておくことが必須です。
ダンボール専門サイトでは、FBA納品に適したダンボールや、オーダーメイドダンボールを豊富に取り扱っています。また、FBA納品用ダンボールの納品規定をクリアするために欠かせないエアクッション・気泡緩衝材などの梱包資材も豊富に取り揃えているため、商品を発送しようと考えている販売事業者はぜひチェックしてみてください。
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